2017年08月19日

秋は、飛びきりクールなあのホンで

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フレッシュネスバーガーのカフェオレ、飲んだことあります?
私、初めてだったのですが、苦味が苦手でもスルスル飲めてビックリしました。
今が踏ん張りどころという時に力をくれる、美味しいお伴になりそうです。

はい、そんなわけで、ただいま絶賛テキスト書き起こし中です。

やはりの大作…いつまでやっても終らない。(^ ^;)
ですが、さすがに面白いです。
早くみなさんに渡してさしあげたいですね〜。

momiji2928.jpg秋のテキストは、血湧き肉踊る、あのピカレスクものの大・名作戯曲。
来春、大劇場での上演もあるようですね。

これを解釈で深めていくのは本当に楽しいと思います。
主役たちが色んな人に変身しながら、ギリギリの恋のせめぎ合いを繰り広げる、
日本では珍しい本格ハードボイルドなので、台詞がとにかくカッコいいのです。

その上、今回は受講生さんで試演会をするわけですから、
講座は面白くならないわけがない。
タイトルは……
ここではヒミツということで。(ってもうバレてるかナ笑)

教室は体験無料です。
この戯曲は、もはや図書館に行かないと読めない絶版なのですが、
テキストは体験の方にもさしあげます。

ぜひお気軽に、ご連絡ください。

R.












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2017年07月15日

2017秋クラス受講生募集

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ご訪問、ありがとうございます。
本読み教室講師の山岸です。

 *行間を読むってどういうことか、実は分かっていない。
 *「セリフに気持ちがこもっていない」と指摘される。
 *キャラクターづくりが出来なくて困っている。
 *気持ちを動きで表現できない。

こんなことを感じたことはありませんか?
これらの問題はすべて、台本の読み方を掴めば解決します。

『リブレ本読み教室』は、表現の要である台本読解の技術をお伝えする講座です。

セリフの間に隠されている「役の真実」を捉えるには、実は技術がいるのですね。
これが身につけば、どんな役でも気持ちを通せるようになります。

読解の技術は、俯瞰や客観性と共に、独創的な解釈をさずけてくれます。
これが動作と結びついた時に、的確で印象的なその人ならではの個性ある表現が
生み出されます。

強い存在感を放つ説得力ある俳優になるには、まず読み解く力をつけること。

その力を育てるのが、この教室です。
あなたも、ホンが読める役者になりませんか?


ここはまた、一人ひとりの良さを最大に活かす方法をみつける場所でもあります。

みんなで解釈を深めながら、発想力を高め、その人独自の表現に繋げていく。
ほんのちょっと身体を使うことで、解釈と表現を劇的に結びつけるアプローチは、
この教室の大きな特徴です。

頭が発見したことを、身体がさらに発見していく。
それはワクワクする楽しいクエストなので、教室にはいつも笑い声が絶えません。

この新しい扉を開けていくことで、受講生さんたちは続々とオーディションを勝ち
取り、今シーズンも何人ものみなさんが本番を控えています。

5月に上演された劇団離風霊船(リブレセン)公演『ようこそ、見えない世界へ 
〜香取景子と人工知能の場合』でも、この教室から3名の受講生さんが抜擢され、
ヒロインをはじめとする重要な役でザ・スズナリの舞台に立ちました。


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ヒロイン
“香取景子”
吉岡あや
人工知能
“楓”
池内菜々美
サイバーアイドル
“Windows XP”
坂弥明日香


皆さんの活躍が着々と形になっていることが、本当に頼もしく嬉しいです。

『本読み教室』は、あたたかく朗らかな励み合いの場です。
受講生さんたちは居心地がいいとずっと通い続けてくださっています。
お互いの本番を観に行くような、支えあえる関係が築けるのですね。

オフの間に力をつけたいんだけど、稽古の場がない
そんな悩みを持った役者さんにも、ご都合優先で通っていただける教室です。

安心して実力を蓄えていけるヒミツ基地を、あなたも持ってみませんか?

俳優になりたい方、
調整先をさがしておいでのフリーの俳優さん、
事務所に所属しながら個人で技術の幅を広げたい役者さん、
映像演技の軸を作りたい俳優さん、
また、舞台復帰に向けたリハビリ先を求めておいでの役者さん、
そして、教養として名作戯曲を読んでみたい皆さまも、大歓迎です。

さあ、あなたもご一緒に、新しい扉を開いていきましょう。



■■ 期間 ■■ 

2017年9月2日(土)〜12月10日(日)
全16回/14週間
16回目の日曜日12月10日にお客様を入れての試演会をします
以下「タイムテーブル」からご都合のよい曜日・時間をお選びください
無料体験有り



■■ タイムテーブル ■

2時間半の講座です
以下より「第三希望まで」ご希望順にお選びください

例: 第一希望/土曜15時半 第二希望/火曜19時 第三希望/土曜19時

曜日時間備考
月曜日19:00―21:30締め切りました 
火曜日19:00―21:30 
金曜日19:00―21:30 
土曜日15:00―17:30 
18:00―20:30 

原則、毎週同じ曜日の同じ時間がご自分のクラスになります
 週内の差し替えは可能ですので、詳細はお問合せください。



■■ 講座内容 ■■

今季は試演会を目指した特別講座になります
1本の作品をシーン割りしクラスごとに担当、芝居と朗読でラストまで進めます。
期間前半は解釈、後半は台詞を覚えての立ち稽古

テキスト詳細はクラス確定後にお知らせします
筆記具をご持参ください
着替えの必要は特にはありません



■■ 応募資格 ■■

経験・年齢不問
途中からの参加・期間中の中抜け・途中までの参加も可能
試演会に参加される方は、12月9日総稽古(リハ)と10日本番はNG厳禁
欠席・遅刻・早退にも対応できます、お気軽にご相談ください



■■ 受講費 ■■

「月謝制」 と 「週チケット制」 の2種類からお選びいただけます。

月謝 12,000円/月 (出席4週で適用、1回あたり3,000円)
初回にお支払いいただきます、ご返金はいたしません。
4週以上の受講でかなりお得になりますので、ぜひご利用ください。

週チケット 各クラス3,800円
毎回の講座の初めにお支払いいただきます。

お支払い後は、どちらも複数クラス受講可能(週内の全クラス参加OK)

尚、自己都合による途中退会および欠席・遅刻・早退等によるご返金には
応じかねますのでご了承ください。

試演会参加者は別途劇場費の頭割りをお願いします
(数千円程度。人数が多くなるほど低額になります)

無料体験有り
まずはお気軽にお試しください。



■■ 会場 ■■

四谷三丁目 スタジオリブレ
新宿教室
※詳細はお申込み後にお知らせします



■■ お申し込み・お問合せ先 ■■

メール
送受信エラー防止のため、恐縮ですが以下2つのアドレスにご連絡ください
カーボンコピー等の同時送信で大丈夫です。

libresen_kouza@outlook.jp
katentaiyu6-honyomikyositsu@yahoo.co.jp

両アドレス共@を半角に変えてください

お申し込みから数日を過ぎましても返信がない場合は、
お手数ですが再度のご連絡をお願いいたします。

※8月5日〜12日は返信ができませんのでご了承ください



■■ 申し込み内容 ■■

件名 
【秋クラス申し込み】or【体験希望】

記載内容
お名前(フリガナ)
性別
年齢
メールアドレス
電話番号(緊急連絡用)
希望の曜日・時間 (第三希望まで
申し込み種別(正規申し込み or 体験受講)
お支払い方法(月謝 or 週チケット)
芝居経験の有無(有りの場合は経験年数、所属・出演歴も記入)
この講座に希望されていること



  【ご注意ください】

  当講座からの返信はパソコンメールになりますので、
  受け取れるよう、受信設定をお願いします
     ↓
  折り返しメールにてご連絡を差し上げます
     ↓
  再度ご返信いただくことで、応募が完了します




■■ 講師 ■■

山岸諒子 (Yamagishi Ryoko)

山岸諒子120134.jpg
 
劇団離風霊船所属の俳優。
旗揚げより現在まで34年在籍。

劇団での代表作は『赤い鳥逃げた…』スチュワーデス由美
『ゴジラ』ピグモン 他客演多数。
近作『パンドラの悩み〜第二話:異邦人』早乙女純子・ヒナ
『ようこそ、見えない世界へ〜』主任研究員 久米島頼子

舞台出演歴2000回以上。シリアスからコメディまでこなす役幅の広さと、七色の
美声を持つリブレ自慢の演技派女優。
年齢を重ねるほど魅力が増していく不思議な女優として、殊に大人の観客層から
絶大な支持を受けている。

2002年、演劇個人ユニットRoseGarden立ち上げ。
出演と脚本を手がける。『かわいい幽霊』『甘い生活』『貴方と嘘と夜と音楽』
2008年、ジャズシンガーRYOKOとして鎌倉ミルクホールにてステージデビュー。
以降、赤坂Jazz橋の下に定期出演。
2017年春劇場公開予定、映画『妻に世界一美味しいラーメンを作ってみた』
特別出演。

劇団離風霊船(リブレセン)

1983年創立。大橋泰彦と伊東由美子の二人が主宰。
大橋泰彦は『ゴジラ』で第32回岸田國士戯曲賞を受賞、80年代演劇の旗手となる。
伊東由美子は小劇場界屈指のスターであり作・演出も手がけるマルチ女優。

劇団カラーはエンターテイメント色の強い社会派。屋台崩しの大仕掛けでも有名。
高橋克実を輩出した劇団としても知られている。

【離風霊船HP】 http://www.libresen.com/
【RoseGardenサイト】 http://www.libresen.com/rosehp/rgtop.htm
【RYOKO YouTube】 https://youtu.be/oaTEiMVvNew
【リブレ本読み教室 Facebook】 https://www.facebook.com/librehonyomi




ご一緒に、良い俳優修行をしましょう!
みなさんのご応募を、心よりお待ちしております。





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2017年07月06日

まもなく開講 夏クラス!

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劇団離風霊船公演『ようこそ、見えない世界へ 〜香取景子と人工知能の場合』
ご来場まことにありがとうございました。

この公演には、本読み教室から3人の受講生さんが出演しました!
『ゴジラ』に続いて母船のヒロインを出すことができ、非常に喜んでおります。

夏クラスのご案内は、まもなくアップします。
そちらでもご紹介させていただきますので、どうぞお楽しみに。

本読み教室、後期クラスは8月末から9月初旬の開講を予定しています。

それにともなって、名称は「秋クラス」に変更します(笑)
準備が出来次第、募集を開始しますので、皆さまどうぞふるってご応募ください。
もうちょっと待っててネ。


=とりいそぎ最新のお知らせまで

リブレ本読み教室講師 山岸














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2017年02月23日

解釈ってやっぱり「核」なのよ

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劇団離風霊船ザ・ポケット公演『パンドラの悩み』
ご来場くださいましたみなさま、 本当にありがとうございました。 

終わりました〜。 
暮れの稽古初日から千秋楽まで、日を追うごとにハードになっていった、
とてつもない公演でございました。 
 
今回はリブレには珍しい、いやもしかしたらほぼ初?か? 
というオムニバス形式の3作品。 
第一話『駆けつけ警護』 
第二話『異邦人』 
第三話『自信のない男』 
 
山岸はこの第二話に出演、
劇中でタイトルになっている「パンドラ」というワードが何度も出てくるし、
作品全体のテーマ曲がまた “異邦人”だったりということで、
なにげにあからさまな(笑)プレッシャー感じつつ、
また役が役でしたのでねえ〜、
冗談抜きで身体のコンディションを整えるのが仕事の大半という過酷な現場で…
 
もうあのセリフと切り替え芝居のおそろしい圧力から永遠に開放されたと思うと、
ほんっっっっとにホッとしてます〜。
 
早乙女純子という2017年の裕福で幸せなご婦人の脳内に、 
早乙女ヒナという2217年の反乱軍の女戦士が突如タイムリープ。
全編に瞬時の切り替えを要求された二役でした。 
 
そう、ヒナさんは人類を支配するAIパンドラの魔手を命がけでかいくぐって、
一か八かの決死行で200年の時をさかのぼって来た、戦士、だったのですよね。 
 
初めはここがわかっていなかった。 
 
周りから、二人の人物を演じ分けるなんて簡単に出来ることじゃないんだから、
違いは見せないほうがいいと言われて、
キャラの差をつけずに進めてきた稽古でしたが、どうも違う…
 
その違和感は日に日に大きくなり、
小屋入り直前のオフの日にもう一度ホンをよく読みなおしてみた。 
 
そうしたら、ヒナという女の思いが、 
自分の先祖の造ったAIが人類を窮地に追いやってしまったことへの悔恨が、 
そこからなんとしても抜け出さねばならないという強い意志が、情熱が、
自己犠牲の思いが、 
せつせつと胸に迫ってきた。 
 
そうしたら、ねえ、純子と同じ、しおしおとたおやかに女らしい、
そんなところで生きている人じゃないと確信しちゃいますよね。
そうしたら、もう、演じ分けも何も、そんな役者の技術の問題でなく、
まったく違う人物になって当たり前じゃないですか。 
 
本読みって、解釈って、本っ当に大事だわ〜。
 
台詞の繰り方と演じ方ばかりに追われて「物語」を全然読めてなかったんですね。 
ホンの中に、ヒナと純子の思いが、これだけちゃんと書かれてるじゃないかよぅ、
小屋入り三日前の、この土壇場での発見。
間に合って、ほんとよかった!
 
後はもうヒナさんの意思に山岸の心を預けてみたのです。
あなたはどうしたい? 
どんなまなざしでものをみつめたい? 
どんな声で何を話しにきたの? 
あなたの必死の思いは、どんな身体の動きを呼ぶの? 
 
写真は、自分で作った純子とヒナの切り替え用設計台本です。
普段は明かさない企業ヒミツですが(笑)
この教室にご興味を持ってくださったあなたのために、特別公開です。
 
ヒナさんの強い意志、その流れをこうして書き留めてみたら、
女二人の在り方が通っちゃった。 
どうしたらよいか困惑していたラストのオチまで、ハッキリつけられた。 
 
オフ明けの稽古ではこの設計図を抱いて、いきなり、
さながら宝塚の男役のような、強い強いヒナさんになりました。
男っぽい女を意図したわけではなかったんだけど、自然とそうなって、
そうなるほどにしっくり来るのを感じました。 
 
それまで何十日もかけて造ってきたもの全部、一日でひっくり返しちゃったんで、
みんな相当に驚いたと思います。
 
バッシング覚悟だったけど、もうそんなものどうでもいい、
誰が何と言ってもあたしはこのヒナさんを生きる、そう決めていたので…
 
そうして、ラストから二つ目のセリフ、 
 「パンドラがなくなった世界がどんなせかいなのか、ママ、楽しみだわ」 
これはもうどうしても泣きながらしか言えないセリフになってた。
自分でも意外でしたけどね、自然に感極まるところまで行けるとは。 
でもそれをみて、もう何も、誰も、言いませんでしたね。 
 
その瞬間、この物語の感動点がハッキリ解かったのです。
すべてこの一点に向かって昇っていけばいいのだと。
 
そうして、現場の空気も…この作品と自分の役に対するそれぞれの覚悟…も、
その時からガラッと変わった気がしました。 
あたしが失敗の出来ない旅に出たことを感じてくれたからではないかと思います。 
自分も続くと、思ってくれたからではないかと。 
 
本当に本気になると、人間ってほんとに周りの音はどうでもよくなるんですね。 
そこからは、いつも真っ直ぐ前しか見ていなかった。 
ヒナさんが日常にもしょっちゅう入ってくるの、感じてました。 
そうして、そんなヒナさんが現れてくれたから、 
純子さんもどんどん生き生きと喋るようになっていった。

ギリギリまで純子の感情のままで居て、
限界の寸止めでヒナの心と身体に切り替わる、もちろん逆も真なりで、
これがまた対立した考えの二人なものだから、
ほんとにも〜、この身を入れた切り替わりの度に寿命が縮んでましたが(笑)
お客様はすべて爆笑してくださいました。

何よりなによりのご褒美。
役者のカタルシスはそこにこそ有り、そこにしか無い。
でもそれは特大のそれで、削った命を倍にして戻してくれるのです。
 
いとしい愛しい、二人でした。 
出逢えて、本当によかった、たいせつな作品になりました。
  
 
 
とまあ、ことほどさように、
「解釈って、やっぱ役づくりの核よ」 という長〜い例えでした(笑)
 
3月6日からは、本読み教室もいよいよ春クラスが始まります。

余勢を買って、King of comedy ニール・サイモンの戯曲に挑戦。
凄い楽しみです〜♪♪♪
 
『パンドラ…』で摑んだもの、ぜんぶ、
受講生さんにさしあげますからネ!

無料体験もできますので、みなさんどうぞお気軽にいらしてください。
 
 
山岸






2017年01月03日

あけましておめでとうございます

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新しい年が始まりましたね。

みなさま、どんなお正月をお過ごしでしょう。



本読み教室も、おかげさまで昨年は本当に充実した1年になりました。

2015年秋の『顔』から始まって、
『隣の花』 『芝浜』 『ロミオとジュリエット』 『卒塔婆小町』 『たちきり』 『驟雨』 と、
気づけば7つの物語をひもときました。

どの作品も本当に、書かれていたのは驚くほど清らかな世界でした。
知れば知るほど究め足りない思いがするのは、公演の稽古と一緒ですね。

解釈したいホンは、あとからあとから出てきて、選びきれない思いですが、
さて、今年はどんな旅に出ましょうか。



季節を追うごとに、どんどんたくさんの方と出会えて、
正直、1年後にはなくなっていることも覚悟して始めた教室でしたので、
今こうしてみなさんが笑顔で通ってきてくださることの感慨が、深く身に沁みる新年です。

物語の一つひとつに、思い出す顔があります。
纏っているのは、美しく、いとおしい記憶ばかり。

そうしてお一人おひとり、またきっとお会いしたい方ばかりです。
今、あなたは何をしていますか?



出会ってくださったみなさま、本当にありがとうございます。
そうして、これから出会ってくださるみなさま、心よりお待ちしております。

今年の教室は、春の光がきらめきはじめる3月から、はじめます。

2017年も、健やかに。
また一歩ずつ、進んでまいりましょう。

本年も、どうぞよろしくお願いいたします。




本読み教室 山岸諒子








2016年12月23日

響く会、おさらい会

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2016秋のおさらい会、無事に終わりました。

昨秋の開講以来三度目ですが、今回は新しい試み尽くしの会になりました。



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まずは何より、東啓次郎先生をお迎えして、生の和楽器とコラボレーション出来たこと。
詳しくは後述しますが、本当に想像以上の素晴らしい瞬間でした。

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そもそも見ず知らずの演奏家さんをネットで募集したなんてことも、初めてでした。
こんなに上手い運びになるとは予想していなかったので、
今なお狐につままれた感が残りつつ、味をしめそうになっている自分を戒めています(笑)

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そして稽古場に照明を入れてもらいました。(リブレ江頭さん多謝!)
やはり白々した蛍光灯の下で読むのとは、みんな集中度が格段に違ったようです。
ギャラリー席が暗いというのも新鮮で、観る側の記憶もより刺激された気がします。

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また今回は、自然発生的にお客さまが何組もお越しくださったのです。
啓次郎先生もお呼びになってらしたので、入れ代わり立ち代わりどなたかがお見えになり、
ミニシアターのような風情になったのが、今後の展望を開いてもらえた嬉しい誤算でした。

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それから、現役受講生さんの数が一年前の1.7倍に増えたこと。
初めましての人々が、休憩のたびに交流の輪を広げていく様を垣間見て、
ああこれは教室のおさらい会という以上のソシアルな場になったんだな、と実感しました。

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そうして、『驟雨』という一つの作品に朗読と芝居の贅沢な二つのアプローチが出来たこと。
このクラスから学んだことは本当に多く、大きかったです。
正直凄く辛かった、だからこそ教室の新しい柱としてこれを立てて行く希望が得られました。



初めてと初めてが出くわし響き合う、おさらい会とはまさに、ジャズセッションなのです。
その白眉が、東啓次郎先生との出会いでした。

8年前、横浜テント公演の幕末時代劇で、龍馬の愛人おりょうを芸者で演った自分は、
都々逸もどきを唄った経験があるので、
生のお三味一本がどれほど大きな音を出すものか、知ってはいたのですが、
稽古場に響くそれはまた、まるで違うものでした。

 先生のお三味、そして地唄を聴いたとたん、
 板の上の受講生たちの目の色がクッと変わって本域に入った。

 あの瞬間は、わたし、一生忘れないと思います。
 先生の本気の芸のお力で、彼らの役者魂の底が上がった瞬間でした。

啓次郎先生には、こんな御礼を申し上げました。
あたしこそがご一緒したかったという、
いちおうまだ現役を張っている役者の悔しいジェラスとともに(笑)

というわけで、久々の動画アップでございます。

機械音痴にもほどがあるため、当日まともに撮れていたのは『たちきり』墨田班のみ。
神田班と『驟雨』のみんな、ごめんね〜!゚・(T T)・゚゜°・
てかこれだけでも先生のお姿が納められててほんとよかった。

百聞は一見にしかず。
クライマックスのみ3分ほどのお披露目です。

演者もギャラリーも鼻すすってますね。(笑)

よいお話でした。
思えばこれは、
今回も高座をしてくださった亜呂波亭ロコ輔さんに教えていただいた噺だったのでした。
ひとさまのご縁とは、かくも美しき結びの彩を放ってくれるものなのですね。

今季ご参加の受講生さんたちは、みなさん、次回もとおっしゃってくださっています。
わたくしに頂戴した、何よりのご褒美です。

それもこれも、芸に真摯を尽くされる大人の男性お二方の、お力添えのおかげです。
そして、この教室を面白がって遊びに来てくださったお客様がた。

みなさん、本当にありがとうございます。

おさらい会の翌日から、私は余韻に浸る間もなく母船の稽古に入っております。
受講生さんたちも、すでに次の現場に旅立っている方が大勢います。

大晦日まで、あと七日。

いろんな人と出逢って、いろんな本を読んだ。
たぶん二度と…逢えない人もいる。
明日もあると、言ってくれた人もいる。

切れる縁。切れぬ縁。

本当に、早い1年でした。

うららかな陽光ほのめく、春浅い三月に、また、
ご一緒してくださる?
いやじゃない?

(笑)

あらあら かしく。


諒.







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2016年12月16日

麗しき人生 〜驟雨

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おさらい会まであと二日。
謎のアクトリーディングチーム『驟雨』の稽古も、いよいよ山場に突入です。

動きをつけてのリーディングとするには、5回の稽古では短かすぎて、
メンバーにはずいぶんつらい思いをさせてしまっています。
やっと慣れてきたかというところで、あっというまに一ヶ月が過ぎていました。

が、この土壇場で---実はなんとつい二日前ですが、起死回生の一策がみつかり、
土曜の最後の稽古でそれを試演・完成にもっていこうという、
チャレンジングにもほどがある大転換を図ろうとしているところです。

自宅稽古の海図とするべく、メンバー専用ブログを作って演出プランを載せ、
イメージトレーニングをしてもらっているのですが、
ゆうべは3時ごろまで足跡が残っていました。

深夜の孤独な稽古。
俳優は、実は自宅作業のほうが多い地味な職人なのだということは、
あまり知られていない事実かもしれません。
今日一日が彼ら彼女らの天王山です。

明日の夜は、稽古場には凄まじい集中の嵐が吹き荒れることになるでしょう。
彼らなら、その賭けに足るだけの結果をきっと出すと、
揺るぎなく信じられている幸福が、今、胸に座っています。

がんばって。
鬼の演出ともあと二日でおさらばだから。(笑)

『驟雨』は、青空文庫でも読める岸田國士の代表作です。

なんとも説明のしがたい、よくある日常風景の切り取りでしかないのですが、
実によく出来た話です。
読めば読むほど、これが珠玉の名作と言われるワケがわかります。

おさらい会では、リーディング班にト書き語りも含めた正調の朗読を、
アクトリーディング班にはSE(効果音)やM(音楽)も含めたそのト書きの立体化を、
してもらいます。
同じ作品に異なるアプローチをする試みは、こういう教室ならでは実現できることです。

『たちきり』に三味線の音が欠かせないように、『驟雨』の立体化には雨音が必須です。
しかし、雨は単なるSEなので、これだけではやや雑味が残る印象になるのが気になり、
緩衝材としてM入れをすることにしました。

あったかくて大人のペーソスあふれる芝居のガイド役として、
ぴったりのスタンダードジャズがありましてね。

シナトラやトニー・ベネットのように歌い上げない、不思議な(といっても有名ですけど)
ブロッサム・デイアリーの“THE GOOD LIFE” です。


いつか芝居で使いたいと思っていた伝家の宝刀。(笑)
まさか自分が教室を立ち上げてそこで実現することになるとは、思ってもいませんでした。

この曲のあたたかさに引っ張られて、原作にはないシーンを入れることにしました。
たぶん岸田先生も、微笑んでくださるんじゃないかと思います。

この曲がかかる時は、空間に愛がただよっている時です。
一方通行の、じれったい愛ですけど。
あとになって、この人々の可愛いらしさが思い出されてもらえたら、いいなと思いながら。



goodlife.jpg

見知らぬもの同士が出会って、いっとき時間を共にし、また散っていく。
その人生はみな麗しい。

稽古場にあるのは、楽しいことよりつらいことの方が多くて。
それはまるで驟雨のようで、一歩も前に進めなくなる、そんな日ばかり。
でも。
だからこそ得られる雨上がりの喜びは、何にも代えがたく、何よりも尊い。

楽しいということの質が変わってしまう。
凄いことだよね。

それを信じて、雨に遭っても驚かないで。
手を取り合って、ひとりにならないで。

The good life.
人生は麗しい。





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2016年12月08日

ゆかし懐かし、ご縁の糸

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秋の講座も一ヶ月を経て、「はじめまして」だったみなさんもすっかりうちとけ合い、
どのクラスもなかなか楽しいことになっています。

『たちきり』はやるたび大笑いというのがデフォルトになってきた感じで、
このところのブーム(笑)は、ちょっとしか登場しない人物の演じ分けです。

月曜クラスでは、丁稚の定吉のセリフに登場する“静岡のおじさん”と“甲府のおじさん”が、
豪気で大雑把な漁師さんになったり、ぼっちで人づきあいの悪い木こりさんになったり、
挙げ句には、おのれ合いの手が忙しないうんうんおじさんが出現したりと、
うら若いお嬢様がたによる大爆笑のおじさん8態が完成しました。

土曜クラスでも、一瞬しか出てこない“若い衆”を距離のエチュードでさぐっているうちに、
見ていた人たちが書かれていない手代さんだのになって、稽古場にわらわらと大発生。
気づけばすっかりお店(おたな)が出来上がっていて、可っ笑しかったです〜。

この晩は、楽しかった!というキラキラのメールが、帰宅したら続いて届いていて、
あら〜!大変うれしうございました。
わたしの力をチャージしてくださるのは、こんなふうに、いつも受講生さんたちです。


一方で、シリアスの進化も止まらず、いい女将さんが続出しています。
この役が本気を出してくれると、場は一気にせつないもらい泣きの渦になります。

この役割は、前半の番頭さんもそうですね。

大店(おおだな)の番頭と、芸者置屋の女将。
表通りと裏通りから、いまだ世間の荒波を知らぬ若旦那を、あたたかく厳しく支える、
大人の二人です。

この二人がいることで、物語は珠玉の人情噺になっているのですね。

思えば『たちきり』は、一瞬しか出てこない人物にも温み(ぬくみ)があります。
どの人たちにも暮らしがあり、どの人たちにも一生懸命がある。
なんといとしい、両国界隈の人々でしょう。


ああ、そうそう、『たちきり』のイメージ曲は、たとえば何だろうという話が出ましたね。
時代劇と言えばの、もはや定番中の定番ですが、やはりこれでしょうか。

蛇足ですが、私が文章を書く時にはいつもこの曲をかけています、鼓舞されていい。(笑)

こんな世界に住む人々と思えば、ずいぶんトーンが違えて感じられないでしょうか。

そして、『たちきり』本来のテーマ曲といえば、地唄 『黒髪』。
この歌詞についてもちらほらと調べるかたが出てきて、その内容にうなっているようです。


黒髪

黒髪の むすぼれたる思ひをば
とけてねた夜の枕こそ
ひとり寝る夜のあだまくら

袖はかたしく
妻じゃと云ふて
愚痴な女ごの心としらで
しんと更けたる鐘の声

ゆふべの夢の 今朝さめて
ゆかし懐かしやるせなや
積るとしらで積る白雪




私も訳してみましたら、これがまたちょっと驚くような内容でございました。



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更けるを老けるに、雪の白さを髪の白さにかけた、大人の哀歌だったのですね。
夢は恋の暗喩でもあります。

若旦那が好きというにはあまりにも渋い。
さらには弾いているのが17歳のこいととなれば、なぜこのチョイス?と思ったのですが…

これ、こいとを亡くした後、ずいぶん歳月が経ってからの若旦那の姿と思うと、
ああー、と、ちょっと鳥肌たちません?

ラストの、「あたしは、生涯、妻と、名の付くものは持たない」という極端な言葉にも、
説得力が生まれてきます。
ああ、本当にこの人はそうしたんだなと。

そう、この若旦那、若いというだけでは済まない、性分の極端を持った人ですよね。

勘当寸前になるほどこいとに夢中になり、
百戦錬磨の女将も疑わないほど恋に誠意をつくし抜き、
蔵に入れられたら、脱出を謀るでもなく百日きちんと勤め上げる。

男性にはこういう、一度にひとつのことしか出来ない人が多いですが、
この性分なら、本当に独身を貫き通したとしてもおかしくない。

そうして今度はその力で、おそらくお店を大きく立派にしたんでしょうね。
子どもがいない分さらに純粋に、自分の仕事に尽くした男になった気がします。

この歌詞を眺めたら、なんだかそんなことが浮かんできました。


おさらい会まであと2週。

なかなか話題に出来ない『驟雨』のほうも、ひたむきな熱い時間が進んでおります。
熱すぎるから話せないのよ(笑)
やはり幸せなことだと、つくづく思っております。

ゆかしく、なつかしく…
どんなご縁が残るでしょう。

遠寺の鐘が鳴るように、泣いても笑っても、今年の教室はあとわずかです。







posted by RYOKO at 23:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 2016秋クラス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする