2019年06月03日

受講生募集!『源氏物語』読解講座

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本読み教室では、この夏から『源氏物語』の読み解きを始めます。

源氏物語…むずかしいヤツ、やたら長いアレ、古典の授業でやったけど文法地獄で何が何やらさっぱり印象に残ってない。だけど…ほんとはチョット興味ある。だって世界最高峰の小説って言われてるし、平安時代の豪華な暮らしとか噂に聞くエロチックなレンアイ事情とか?なんか謎めいてて憧れる。だけどあれを1人で読みこむ気にはとてもならない〜。

という方にうってつけなのが、この講座です。(笑)

源氏物語ってわが国では不幸な作品で、世界からは不動の評価を得ているのに、他ならぬ私たち日本人がそのこと自体を知らなかったりしてますよね。
あなたも何処かでもったいなさを感じているから、今このサイトを覗いてらっしゃるんじゃないでしょうか?

この物語はフィクションですが、そこに描かれているのは、リアルな貴族の生活と430余人もの登場人物のナマな感情です。
あまたの女君はもとより、光源氏でさえ主役補正ナシの、ちょっと如何なものかというような性格の欠点が描写されています。

式部は冷静なリアリズムでこの物語を書き、清廉潔白な聖人は1人も登場しません。
その絡み合いが運命の輪を大きく回すことになり、現代の私たちにも響く物語になっているのです。

こういった人間そのものを掘り下げた心理小説は、西欧では17世紀の後半まで登場しなかったのですが、源氏物語はすでに千年も前にこの近代性を持っていた、そこに世界は驚嘆したのですね。

それは決して、遠く難しい物語ではありません。

自分がどこから来てどこへ行くのか、千年間ずっと受け継がれ、どの時代の人々も共感してきた、私たちの魂の在りようを教えてくれる「人生の書」なのです。

源氏物語をひとたび掘り始めると、私たちが如何にこの国のことを知らずに来たか、その奥深さに心底驚くことになりますヨ。
必ず、これからの生き方を支え人間を作ってくれる、みなさんの心の宝石となります。

ここは名作の読解教室ですのでね。
独りではとても掘り下げきれない源氏物語の「絢爛たる深遠」の世界を、高揚に頬染めながらみんなで味わうことができるのです。
たくさんの感動を、早くさしあげたいです。

ご一緒に、美しくも新しい夏を、はじめませんか?


■■期間■■
開講日 7月24日(火)
終講日 12月1日(土)
全17週(予定)


■■講座会場■■
□四谷三丁目スタジオリブレ
□渋谷公園通り教室
(詳細はお申し込み後にご連絡します)


■■クラス■■
3時間の講座です。
下記よりご希望の曜日・時間を第二希望までお選びください。

曜日時間備考
 火曜クラス 19時〜22時 
 金曜クラス 19時〜22時 
 土曜クラス 15時〜18時 

時々のご都合による週内のクラス振り替え可能。
欠席・遅刻・早退は自由、事前のご連絡をお願いします。
■無料体験あり(初回のみ)
ご希望日をお知らせください。


■夏休み
8月14日(火)〜25日(土)


■講座内容
紫式部が生きた時代や作品の世界的意義を押さえながら、物語と登場人物の心情を理解する上で欠かせない後宮や政りごとのシステム、神話、日本史、和歌、装束、和の色彩や伝統文様、絵画、陰陽道、香道、雅楽舞踊に至るまで、この国の文化の根幹をつくった平安王朝の生活文化・生活感情のあらゆる側面を、丹念に読み解いていきます。

また、原文の音読を通して「伝わるセリフ術」の習得も目指します。

普段なじみのない言葉の音読は、的確な感情表現を身につけるには最適の方法です。中でも源氏物語は、古語で書かれた近代文学のような性質を持っているので、どんな感情をどう込めればちゃんと伝わるかということがよく実感できるのです。

レクチャーと共に、ディスカッションと美しい原文・翻訳の音読で、知識も技術も楽しく深めてまいりましょう。
第一帖の「桐壺」から行ける巻まで進めます。


■■テキスト■■
こちらでご用意します。


■■持ち物■■
筆記具をお持ちください。


■■受講費■■
4週で1コマの計算です。
月謝と週払いの2種類からお選びいただけます。

□月謝 12000円(出席4週分/月跨ぎ可)
□週チケット 4000円(出席4週目は無料)

どちらも週内の複数クラス受講可能。
毎回の講座の初めにお支払いいただきます。
尚、ご返金には応じかねますのでご了承ください。

■無料体験あり
まずはお気軽にお試しください。


■■応募資格■■
どなたでも。


■■おさらい会■■
2019年春「源氏物語ひとり語り」
今季のまとめとして、リレー方式で各帖を読み継いでいく個人戦を行ないます。
稽古は年明けから。
出演希望者は12月の終講までにお申し出ください、もちろん聴講のみの方も大歓迎ですのでぜひご参加を。


■■お申し込み。お問合せ先■■
送信エラー防止のため、以下2つのアドレスにご連絡ください。

libresen_kouza@outlook.jp
katentaiyu6-honyomikyositsu@yahoo.co.jp
両アドレス共@を半角に変えてください

※お申し込みから数日を過ぎましても返信がない場合は、お手数ですが再度のご連絡をお願いいたします。


■■申し込み内容■■
□件名
「源氏物語申し込み」 or 「源氏物語:体験希望」

□記載内容
01.お名前(フリガナ)
02.性別
03.年齢
04.お使いのモバイル(スマホ/携帯)
05.電話番号(緊急連絡用)
06.ご希望のクラス曜日(第二希望まで)
07.申し込み種別(本受講/体験希望)
08.お支払い方法(月謝/週チケット)
09.この講座に希望されていること
10.この講座を知ったきっかけ

※応募人数によって第一希望のクラスにならない場合があります。


■注意事項

 こちらからの返信はパソコンメールになりますので
 上記2アドレスへの受信設定をお願いします

 お申し込み後に折り返し返信をさしあげます
 再度ご返信いただくことで、応募が完了します



■■講師■■

□山岸諒子
YAMAGISHI RYOKO
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劇団離風霊船所属の俳優。創立から現在まで35年在籍。劇団での代表作は『赤い鳥逃げた…』スチュワーデス由美、『ゴジラ』ピグモン。他客演多数。

舞台出演歴2000回以上。シリアスからコメディまでこなす役柄の広さと七色の声を持つリブレきっての演技派。年齢を重ねるほど魅力が増していく不思議な女優として殊に大人の観客層から絶大な支持を受けている。

2002年、演劇個人ユニットRoseGarden立ち上げ。出演と共に脚本を手がける。『かわいい幽霊』『甘い生活』『貴方と嘘と夜と音楽』。2008年、ジャズシンガーRYOKOとして鎌倉ミルクホールにてステージデビュー。YouTube『GIFT』は45.000ヒット突破中。20015年、リブレ本読み教室開講。多数の受講生を離風霊船公演のヒロインとして送り出す。2017年春劇場公開予定映画『妻に世界一美味しいラーメンを作ってみた』特別出演。

□劇団離風霊船
リブレセン
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1983年創立。大橋泰彦と伊東由美子の二人が主宰。
大橋は『ゴジラ』で第32回岸田國士戯曲賞を受賞、80年代演劇の旗手となる。伊東は小劇場界屈指のスターであり作演出も手がけるマルチ女優。劇団カラーはエンターテインメント色の豊かな社会派。屋台崩しの大仕掛けでも有名。高橋克実を輩出した劇団としても知られる。


おやつの時間があるような温かく伸びやかな教室です(笑)
ご応募、お待ちしております。










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2018年06月10日

源氏の森で

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  【いま手元にある源氏物語の一部】

他お三方の翻訳本と室町時代の筆で書かれた写本もあるので、パソコンの周りはさながら源氏の森となっています(笑)

いづれの御時にか、女御、更衣あまたさぶらひたまひけるなかに、いとやむごとなき際にはあらぬが、すぐれて時めきたまふありけり。

御存知、源氏物語の冒頭ですね。
この「すべらかし調」という文体が、源氏物語の大きな特徴でもあります。

すべらかしとは、平安時代の女性の、あの長い長い髪形のこと。
式部の文体もこれに似て、一文がとても長く流麗なので、こういう呼び方をされています。

源氏物語は西暦1008年にはすでに書かれ始めていたのですが、それより以前と同時代とに書かれた物語の冒頭を引き比べてみますと、その異色ぶりが分ると思います。

 =竹取物語 (950年頃)
 今は昔、竹取の翁(おきな)というものありけり。
 野山にまじりて竹を取りつつ、よろずのことに使いけり。

 =枕草子 (1001年頃)
 春はあけぼの。
 ようよう白くなりゆく山ぎわ、少し明かりて、紫だちたる雲の細くたなびきたる。

センテンスが短いですよね。
更には、千年以上も前の筆にしては、意外に何が書いてあるのか読みとることができますでしょ。
文中に敬語が使われておらず、平易な言葉で書かれているからですね。

ところが源氏は一文が長い、そのうえ言葉の意味がすぐに汲み取れない。

時の帝(みかど)に読んで欲しくて、帝のいる世界を舞台に描いた物語なので(このあたりは講座でお話しします、とてもドラマチックな背景です)本格小説として、絢爛たる教養を持って緊張感高く書かれたことが、実感できるのではないでしょうか。

この“すべらかし調”は、音にすると本当に美しい。。
ぜひ声に出してみてください。

 いずれのおおんときにか、にょうご、こうい、あまたさぶらいたまいけるなかに、ひときわやんごとなききわにはあらぬが、すぐれてときめきたもうありけり

ね? もうスルスルスル〜っと魔法にかかってゆくような気持になりませんでしょうか。
この文体のなめらかさが、源氏物語の大きな魅惑のひとつです。

教室では、現代語訳で物語世界を堪能しながら、原文のこの流れるような音も味わっていきましょう。

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現代語の訳本を書かれる作家さんは、この“すべらかし調”と敬語の分量に頭を悩ませるようですね。

馴染みのない古語を意味の通る言葉に置き換え、説明くささを排除しながら現代人が感動できる読み物として仕立てるには、並外れた語彙力と小説家的感性、人間への深い洞察力が必須なわけですが、そのうえにこの紫式部の文体の特徴まで再現するとなると、これはもう至難の業ですよね。

それで、人によって違う、それぞれに味わい深い翻訳本がたくさん出てくるわけです。

源氏の森を探索していると、やはり谷崎潤一郎の源氏物語は別格だと感じます。

あくまで原文に忠実に、すべらかし調を際まで守りながら、更には声にしたくなる美しい文章で仕立てられているという得がたさは、やはり尋常じゃないですね、「文豪」の意味がぐいぐい実感されます。
難点は、谷崎の教養に追いつけず、いきなり取り付くにはハードルが高いということでしょうか。
谷崎源氏の偉大さは、色んな訳本を読んでからのほうがよく解かると思います。

円地文子さんの源氏も、非常に美しい。

とにかく夢のような文章で、源氏の君と女たちの心情のラビリンスにあっという間に引きこまれます。
ビジュアル的イメージを言葉に置き換える筆力が圧倒的で、こういう文章が書けるようになれたらなあと憧れるお手本です。
ただこの源氏は、すべらかし調が再現されておらず原文にはない文章が創作されています。
創作といってもむろん原文を補完するものですが、その部分こそが美しいという現象がユニークな訳本です。

瀬戸内寂聴さんの翻訳は、やはり結局、現代の源氏訳の最高峰かなあ…と個人的には感じています。

すべらかし調と敬語のほどよい守られ方もさることながら、読み進めるうちに自然と人間の業というものが立ち上がってくる凄みは、さすがに僧籍の方の筆だと思います。
桐壺帝(光源氏の父)の人間臭さが初めてリアルに感じられたのは、本当に驚きました。
光源氏にしても、他のお二方に比べて生々しくかつ幾分手厳しく描写されているのが、スーパーヒーローではなく人間が書かれている物語なのだと実感させてくれます。

などなど、語りだしたら切りがなくなるのが、源氏の森の深いところで(笑)

それぞれの翻訳者の名文を引き比べて読むなどという、独りでは手間がかかってやりきれないことも実現できるのが、こういう教室の良いところだと思います。

読む者のまなざしという陽をうけて、翡翠のようにきらめきだすこの森の散策を、ご一緒にこころゆくまで楽しんでまいりましょう。





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2018年05月11日

2018夏講座『源氏物語』プレ告知

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2018夏講座『源氏物語』
開講は7月22日の週からを予定しております。

源氏物語が成立した千年前、
世界にも物語はありましたが、
それは血生臭い国取り物語や英雄譚ばかり…

雅で緻密な人間模様をテーマとした、
こんな完成度の高い大長編が存在していたことに、
世界は驚いているのですね。

千年前のわが国は、高度な文明を育む異色のユートピアだったのです。
ここに、世界がこの物語を尊敬してやまない理由があります。

このことはしかし、当の私たち自身が知りませんでしたよね。

シェイクスピアやチェーホフを学ぶ前に、
まず知るべき私たちの文化がある。

2018年の本読み教室は、
世界に誇る『源氏物語』の読み解きを始めます。


ただいま劇団離風霊船公演
詳細は公演終了後にアップさせていただきます。

どなたでもお気軽にご参加いただける講座です。
ご興味おありの方は、
ぜひまたこのサイトを覗いてみてください。


本読み教室講師 山岸諒子





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2018年03月14日

面白かった〜初の個人戦!

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2018春のおさらい会は、いや〜やってよかったです
実に面白い会になりました。

1つの作品を一人で表現する「ひとり語り」の会。

これまでは大作をみんなでお芝居にしてきたのですが
今季は小品と取り組む、教室初の個人戦です。

朗読でもナレーションでもない
その人ならではの「語り」の世界を創るべく
それぞれが演出を考えて自己プロデュースをするのです

なので私も当日になって初めてお衣装を見ましたし
お客様を前にしたその場の空気から
ご自分でも思ってもみなかった動きが出たりと
まことに天晴れなチャレンジ精神を見せてもらえました。

また、前季からシンガーさんが通っておいでなのですが
そのご縁で、これも初めてギタリストさんをお招きし
生の歌と演奏とのコラボも試みることができました。

人生はアドリブですからネ。
人様との出会いが次へ次へと新しい扉を見せてくれる…
そういう醍醐味もさしあげられる教室にしたいなと
これはいつも思っています。

おさらい会の全体のテーマは、生と死。

さながら、不死のカナリアが昔語りをさえずるような
不思議で味わい深い15篇のお話をお届けしました。


【第一部】

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こちらがウワサのシンガポールからの受講生さんです。
鈴のように涼やかな美しい声が幻想譚にピッタリです。
が、恵利さん物語がホラー風味を帯びた佳境で突然バン!
と語り椅子を引き倒したのでみんなビックリ。
お客様の空気を読んだら体が動いたそうで、素晴らしい。
おしとやかないでたちからは想像できない熱演で
一番手としてこの会の自由度を引き上げてくれました。


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あたたかくて重みのある非常に聞き心地のよい声の持主、
恵さん。
今回は男性が主人公の二作を読んでいただきましたが
恵さんの男性役は絶品なのです。
この作品では夢の女も可憐に体現してくれました。
聞いたことのない高い声が出て本人も驚いたようですが
(笑)


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岬さんも独特の心地よさのある声を持つ方で
お客様からさっそく「どういう人?」と質問されました。
台本につけた赤い表紙が白い衣装に映えて
まさしくの鶴ですね
こういうさりげない工夫をいつも楽しんでくれる人です。
涙をこらえながらの、哀しく儚いつるでした。


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二人4作でひと纏まりという構成にしたので
次の作品で衣装チェンジをする岬さんとの繋がりをつけて
恵さんもお衣装換えを舞台上でやるという。
上着を脱ぐ間の台詞はちゃんと覚えてきているわけです。
そんな男前の、ハイ証拠写真です(笑)
このお話は恵さんにとても合っていてじわーっとヤられた
というお客様がたの感想が印象的でした。


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そして岬さんは、つるからライオンへ。
この作品が一部の最後だったので
ラストで哲学するライオンのポーズになったのですが
いつ止めを入れればいいか迷った山岸のせいで
10秒以上そのままフリーズするハメに。。(す、すまぬ)
限界が来ての破顔一笑で客席もなごやかにほぐれました。
このお話が好きと仰った方は多かったですね。

第一部は、幻想的な美しい物語で構成しました。


【第二部】

持ち時間は一人20分ほどで考えていたので
長尺でない作品の方には数本読んでもらいました。


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中でも侑香ちゃんは毛色の違う物語を3本も創りました。
まずは『変な音』を。
この謎解き物語がユーモラスになるなんて!
という意外な世界が生み出されました。
22才のフレッシュさと漱石の重苦しい入院話という
ギャップの妙を自分でよく分かっていた勝利でしたネ。


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小品たりとてそこは乱歩、緊密な推理小説ですから
語りだけで伝えることは難しかったと思いますが
客席は固唾を呑んで聞き入っていましたね。
美穂さんは直接登場しないヒロイン像を
美しい居住まいとまなざしでミステリアスに体現
ラストはゾッとしたと、お客様にはとても好評でした。


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今回のスペシャルフューチャー Keiko & Masamitsu
(勝手に命名・笑)
満を持しての一曲目は別れの曲。
美穂さんの『日記帳』の世界と連動させて
冒頭では恵子さんにゲーテの詩も読んでもらいました。
二曲目は打って変わったウェディングソングです。

生の弦の響きはやっぱりイイですね〜
お客様にも思わぬリッチな憩いの時間となって
大塚さん、本当にありがとうございました。
恵子さんもボイトレの時より格段に情感が出ていて
とても爽やかな、魅力的な歌声でした。

そしてこの二曲目の甘い余韻をぶち壊すのが
岡本かの子の『気の毒な奥様』
komada.jpg 爆弾娘・駒田侑香が
その破壊力あるデカ声で乱入
結婚のシニカルな現実を歯切れよく突きつけ
スタジオは大爆笑となりました。

第二部は一部と真逆の
日常の中のミステリーを集めました。


【第三部】

第三部は大作2本です。
まずは例の爆弾娘がまたしても komada.jpg
次の雅子さんの露払いともなる小品
夢野久作の『キューピー』で更にハジけ
客席をポッポとあっためてくれました。

ちなみに駒田侑香ちゃん
わが劇団離風霊船に入団しましたっ。(^ ^) v


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ベテランの雅子さんに小説の語りでは役不足。
ということで、なんと一幕劇の独演です。
台詞のみで状況を構築、5人の人物を演じ分ける訳で
これは圧巻でした〜。
雅子さんも予定になかった動きを入れたようですが
この作品のあたたかい哀しみがそれでしみじみ伝わって
お客様も大変感動、惜しみない拍手が送られました。
この本をお勧めしてよかった、さすがの芸でした。


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明日香は朗読はセミプロ、江頭はリブレの俳優です。
なので二人には、この122編の掌編から5篇を組み上げ
青春のとば口から老齢期まで、人生というものの大河を
語りのみで演じる厄介なミッションを課していました。
二人はしっかり期待に違わぬ力量を見せてくれました。
明日香にも江頭にも
教室では大人の色気の獲得を目指してもらっていますが
そんなご評価も、お客様からいただけました。
私にとっても嬉しいお言葉でございました。(^ ^)


と長くなりましたレポートですが
みんな本当に本番に強いですね〜!
活き活きと楽しんでくれて非常に頼もしかったです。

実際にはここには書けない仕掛けもイロイロ
特に Keiko & Masamitsu のお二人とはありまして
恵子さんにはカナリアの化身になっていただきました。

今季は本番を抱えた受講生さんが多く
ぐっと少ない参加者での5週間のミニ講座でしたが
こんなに成果が上がるなら
このスタイルは教室のスタンダードに出来そうです。

定期的に語りの会など打ってみようかな
などと夢がどんどん広がるのがいいですね(笑)

みなさんお疲れさまでした。
この体験をあなたの自信と糧にしてもらえたら
こんなに嬉しいことはありません。

そして、客席に駆けつけてくださいました皆さま、
本当にありがとうございました。
受講生にとってどれほどの心映えとなったことか。
あたたかく見守っていただきまして、感謝申し上げます。


次のシーズンはリブレの本番があけた7月ごろに
なんと『源氏物語』の特別講座を考えています。

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なにゆえ?という理由については
またお話しするとして
源氏を知ることが俳優の力になることは、確かですよ。

一般の方もご参加しやすい講座になると思いますので
ご興味のある方はぜひ一緒に学びましょう。









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2018年03月05日

おさらい会にいらっしゃいませんか?

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今回は九名の受講生さんによるプチおさらい会、
「ひとり語り」の世界です。

  ■3月11日(日)
   15時30分開始
   18時10分終演予定
  ■四谷三丁目スタジオリブレ
  ■入場無料

三部構成であいまに二度10分休憩があります。
途中からの入場・退出も大丈夫です。

アコースティックギター生演奏と小さくコラボw
という実験的な会でもありますので、
お気軽にのぞいてみてください。
どんな教室か見られるチャンスでもありますね(笑)

ご連絡はこちらまで。
yrosegarden@yahoo.co.jp(@を半角に)
「おさらい会2018春」の件名でお願いします。
会場等の詳細をお送りします。









posted by RYOKO at 21:00| Comment(0) | 2018春クラス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年03月01日

初試演会 大成功でした

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昨年12月の試演会リハーサルの写真を少々アップ。

ご覧のタイトルということで
とてつもない大作だったわけですが(笑)
秋からおこなってきた解釈を
試演会では芝居とアクトリーディングという形で
肉体表現に変換してご披露しました。

当日は参加できなかった受講生さんも集結、
お客様がたにはどうやら飽きずにご覧いただけたようで
ご好評まで頂戴しまして
おかげさまで大変ホットな初企画となりました。


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この教室では
普通はまず演じることは無いだろうという名作を
取り上げるようにしています。

今回の作品なぞはその代表格ですね。
私も演りたかったです(笑)



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大作の主役をどう引き受けるか
どう構築していくか
どうお客様に伝えるか。

深く読み込んで得た解釈こそが
役へのあこがれを実現してくれる。

このことを、みんなこれまで以上に実感できたようです。


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おさらい会や試演会では
受講生さんの魅力を最大に見せたい、
私はこれを第一に置いています。

弱点の矯正は自分でも指向しますが
美質はむしろなかなか自覚できないからです。


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基本、週に一回の講座なので
試演会と言えど上演を前にすると
通常の現場のように潤沢な稽古時間はありませんし
他のクラスの進捗状況もつかめません。

このホンは特に台詞量もシーン数も膨大
かつ言葉が難解なため
覚えるだけでも大変だったと思いますが
芝居の内容もこちらの意図も
全員驚くほど理解が早かったです。

どれだけ自宅稽古をやっていたか
手に取るように分かりました。

初めて全貌が明らかになったリハーサルでは
仲間の熱をもらって
それぞれの芝居はどんどん上がっていきました。

手前味噌のようになるやもしれませんが
一人ひとりが、実に天晴れでした。


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この名作の中に立つ自分を、お客様にお見せする。

その喜びが、みんなの支えになっていたのだと思います。
尊く美しく純粋な時間だったと
今つくづく思います。

みなさん本当におつかれさまでした。

今季の教室もあと少しでおさらい会になりますが
この作品をやり遂げた自信は
それぞれの中に
確たる何かとして坐ったように見えますね。

彼らの力を引き出してくださったのは
見守ってくださったお客様のおかげです
本当に、ありがとうございました。

年明けにこの作品が大劇場でも上演され
少なからぬ受講生さんが観劇したようですが
一同に口を揃えて言っていたのは
やはり言葉の説得力についてでした。

解釈の力がつくと目も肥えるので
今まで見えなかったものが見えてしまうのですね。
まあこれは贅沢な副作用とも言えるかもしれません。

解釈というものの重要性を得た体は
これまで以上に雄弁になっているはずです。
思った事を体で試してみたいという意思に
満ち溢れていることと思いますが、

今季の講座は「語り」
フェイントかけました(笑)

感情をまず声に落とすカリキュラムで
基本の大切さを実感していってもらえたらと
願っています。
逆にこれはあの試演会を経たからこそ出来ること、
なのでね。

それもあって今季は募集はしませんでした。
一人ひとりをじっくりみる時間を取りたかったので。
夏にはまた大きく門を広げますので
ご興味をお持ちの方はぜひお試しにいらしてください。

次のおさらい会は古今の名作を語る個人戦です。

朗読ではないのです、語りです。
1つの作品世界を一人でどれだけ広げられるか
これも教室初の試みです。

3月11日(日)におこないます。
見てみたい方はお気軽にご連絡ください
詳細をお送りしますので。
無料です。










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2017年08月19日

秋は、飛びきりクールなあのホンで

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フレッシュネスバーガーのカフェオレ、飲んだことあります?
私、初めてだったのですが、苦味が苦手でもスルスル飲めてビックリしました。
今が踏ん張りどころという時に力をくれる、美味しいお伴になりそうです。

はい、そんなわけで、ただいま絶賛テキスト書き起こし中です。

やはりの大作…いつまでやっても終らない。(^ ^;)
ですが、さすがに面白いです。
早くみなさんに渡してさしあげたいですね〜。

momiji2928.jpg秋のテキストは、血湧き肉踊る、あのピカレスクものの大・名作戯曲。
来春、大劇場での上演もあるようですね。

これを解釈で深めていくのは本当に楽しいと思います。
主役たちが色んな人に変身しながら、ギリギリの恋のせめぎ合いを繰り広げる、
日本では珍しい本格ハードボイルドなので、台詞がとにかくカッコいいのです。

その上、今回は受講生さんで試演会をするわけですから、
講座は面白くならないわけがない。
タイトルは……
ここではヒミツということで。(ってもうバレてるかナ笑)

教室は体験無料です。
この戯曲は、もはや図書館に行かないと読めない絶版なのですが、
テキストは体験の方にもさしあげます。

ぜひお気軽に、ご連絡ください。

R.












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2017年07月15日

2017秋クラス受講生募集

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ご訪問、ありがとうございます。
本読み教室講師の山岸です。

 *行間を読むってどういうことか、実は分かっていない。
 *「セリフに気持ちがこもっていない」と指摘される。
 *キャラクターづくりが出来なくて困っている。
 *気持ちを動きで表現できない。

こんなことを感じたことはありませんか?
これらの問題はすべて、台本の読み方を掴めば解決します。

『リブレ本読み教室』は、表現の要である台本読解の技術をお伝えする講座です。

セリフの間に隠されている「役の真実」を捉えるには、実は技術がいるのですね。
これが身につけば、どんな役でも気持ちを通せるようになります。

読解の技術は、俯瞰や客観性と共に、独創的な解釈をさずけてくれます。
これが動作と結びついた時に、的確で印象的なその人ならではの個性ある表現が
生み出されます。

強い存在感を放つ説得力ある俳優になるには、まず読み解く力をつけること。

その力を育てるのが、この教室です。
あなたも、ホンが読める役者になりませんか?


ここはまた、一人ひとりの良さを最大に活かす方法をみつける場所でもあります。

みんなで解釈を深めながら、発想力を高め、その人独自の表現に繋げていく。
ほんのちょっと身体を使うことで、解釈と表現を劇的に結びつけるアプローチは、
この教室の大きな特徴です。

頭が発見したことを、身体がさらに発見していく。
それはワクワクする楽しいクエストなので、教室にはいつも笑い声が絶えません。

この新しい扉を開けていくことで、受講生さんたちは続々とオーディションを勝ち
取り、今シーズンも何人ものみなさんが本番を控えています。

5月に上演された劇団離風霊船(リブレセン)公演『ようこそ、見えない世界へ 
〜香取景子と人工知能の場合』でも、この教室から3名の受講生さんが抜擢され、
ヒロインをはじめとする重要な役でザ・スズナリの舞台に立ちました。


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ヒロイン
“香取景子”
吉岡あや
人工知能
“楓”
池内菜々美
サイバーアイドル
“Windows XP”
坂弥明日香


皆さんの活躍が着々と形になっていることが、本当に頼もしく嬉しいです。

『本読み教室』は、あたたかく朗らかな励み合いの場です。
受講生さんたちは居心地がいいとずっと通い続けてくださっています。
お互いの本番を観に行くような、支えあえる関係が築けるのですね。

オフの間に力をつけたいんだけど、稽古の場がない
そんな悩みを持った役者さんにも、ご都合優先で通っていただける教室です。

安心して実力を蓄えていけるヒミツ基地を、あなたも持ってみませんか?

俳優になりたい方、
調整先をさがしておいでのフリーの俳優さん、
事務所に所属しながら個人で技術の幅を広げたい役者さん、
映像演技の軸を作りたい俳優さん、
また、舞台復帰に向けたリハビリ先を求めておいでの役者さん、
そして、教養として名作戯曲を読んでみたい皆さまも、大歓迎です。

さあ、あなたもご一緒に、新しい扉を開いていきましょう。



■■ 期間 ■■ 

2017年9月2日(土)〜12月10日(日)
全16回/14週間
16回目の日曜日12月10日にお客様を入れての試演会をします
以下「タイムテーブル」からご都合のよい曜日・時間をお選びください
無料体験有り



■■ タイムテーブル ■

2時間半の講座です
以下より「第三希望まで」ご希望順にお選びください

例: 第一希望/土曜15時半 第二希望/火曜19時 第三希望/土曜19時

曜日時間備考
月曜日19:00―21:30締め切りました 
火曜日19:00―21:30 
金曜日19:00―21:30 
土曜日15:00―17:30 
18:00―20:30 

原則、毎週同じ曜日の同じ時間がご自分のクラスになります
 週内の差し替えは可能ですので、詳細はお問合せください。



■■ 講座内容 ■■

今季は試演会を目指した特別講座になります
1本の作品をシーン割りしクラスごとに担当、芝居と朗読でラストまで進めます。
期間前半は解釈、後半は台詞を覚えての立ち稽古

テキスト詳細はクラス確定後にお知らせします
筆記具をご持参ください
着替えの必要は特にはありません



■■ 応募資格 ■■

経験・年齢不問
途中からの参加・期間中の中抜け・途中までの参加も可能
試演会に参加される方は、12月9日総稽古(リハ)と10日本番はNG厳禁
欠席・遅刻・早退にも対応できます、お気軽にご相談ください



■■ 受講費 ■■

「月謝制」 と 「週チケット制」 の2種類からお選びいただけます。

月謝 12,000円/月 (出席4週で適用、1回あたり3,000円)
初回にお支払いいただきます、ご返金はいたしません。
4週以上の受講でかなりお得になりますので、ぜひご利用ください。

週チケット 各クラス3,800円
毎回の講座の初めにお支払いいただきます。

お支払い後は、どちらも複数クラス受講可能(週内の全クラス参加OK)

尚、自己都合による途中退会および欠席・遅刻・早退等によるご返金には
応じかねますのでご了承ください。

試演会参加者は別途劇場費の頭割りをお願いします
(数千円程度。人数が多くなるほど低額になります)

無料体験有り
まずはお気軽にお試しください。



■■ 会場 ■■

四谷三丁目 スタジオリブレ
新宿教室
※詳細はお申込み後にお知らせします



■■ お申し込み・お問合せ先 ■■

メール
送受信エラー防止のため、恐縮ですが以下2つのアドレスにご連絡ください
カーボンコピー等の同時送信で大丈夫です。

libresen_kouza@outlook.jp
katentaiyu6-honyomikyositsu@yahoo.co.jp

両アドレス共@を半角に変えてください

お申し込みから数日を過ぎましても返信がない場合は、
お手数ですが再度のご連絡をお願いいたします。

※8月5日〜12日は返信ができませんのでご了承ください



■■ 申し込み内容 ■■

件名 
【秋クラス申し込み】or【体験希望】

記載内容
お名前(フリガナ)
性別
年齢
メールアドレス
電話番号(緊急連絡用)
希望の曜日・時間 (第三希望まで
申し込み種別(正規申し込み or 体験受講)
お支払い方法(月謝 or 週チケット)
芝居経験の有無(有りの場合は経験年数、所属・出演歴も記入)
この講座に希望されていること



  【ご注意ください】

  当講座からの返信はパソコンメールになりますので、
  受け取れるよう、受信設定をお願いします
     ↓
  折り返しメールにてご連絡を差し上げます
     ↓
  再度ご返信いただくことで、応募が完了します




■■ 講師 ■■

山岸諒子 (Yamagishi Ryoko)

山岸諒子120134.jpg
 
劇団離風霊船所属の俳優。
旗揚げより現在まで34年在籍。

劇団での代表作は『赤い鳥逃げた…』スチュワーデス由美
『ゴジラ』ピグモン 他客演多数。
近作『パンドラの悩み〜第二話:異邦人』早乙女純子・ヒナ
『ようこそ、見えない世界へ〜』主任研究員 久米島頼子

舞台出演歴2000回以上。シリアスからコメディまでこなす役幅の広さと、七色の
美声を持つリブレ自慢の演技派女優。
年齢を重ねるほど魅力が増していく不思議な女優として、殊に大人の観客層から
絶大な支持を受けている。

2002年、演劇個人ユニットRoseGarden立ち上げ。
出演と脚本を手がける。『かわいい幽霊』『甘い生活』『貴方と嘘と夜と音楽』
2008年、ジャズシンガーRYOKOとして鎌倉ミルクホールにてステージデビュー。
以降、赤坂Jazz橋の下に定期出演。
2017年春劇場公開予定、映画『妻に世界一美味しいラーメンを作ってみた』
特別出演。

劇団離風霊船(リブレセン)

1983年創立。大橋泰彦と伊東由美子の二人が主宰。
大橋泰彦は『ゴジラ』で第32回岸田國士戯曲賞を受賞、80年代演劇の旗手となる。
伊東由美子は小劇場界屈指のスターであり作・演出も手がけるマルチ女優。

劇団カラーはエンターテイメント色の強い社会派。屋台崩しの大仕掛けでも有名。
高橋克実を輩出した劇団としても知られている。

【離風霊船HP】 http://www.libresen.com/
【RoseGardenサイト】 http://www.libresen.com/rosehp/rgtop.htm
【RYOKO YouTube】 https://youtu.be/oaTEiMVvNew
【リブレ本読み教室 Facebook】 https://www.facebook.com/librehonyomi




ご一緒に、良い俳優修行をしましょう!
みなさんのご応募を、心よりお待ちしております。





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posted by RYOKO at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 2017秋クラス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする