2015年11月10日

こころを預ける。身体で預ける。

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『顔』冬のクルーズが始まりました。

新しいみなさんもおみえになり、教室も新宿三丁目に移って、
おさらい会から続けてすぐとは思えぬ、フレッシュすぎるすべりだしになって、
はぁ〜満足まんぞく(笑)

3つのクラスとも、嘘のように楽しい時間になりました。
というのは、朗読なのに身体を使ったからですね。

はい、今期は身体と声の関係を探ることがテーマの1つです。

朗読って文字だけを追う行為ですが、
それはすべて頭の中で実感を再現していくということであり、
どれだけイマジネーションを働かせられるかが問われるわけで。

これがむずかしい。
想像できている気がしているだけで、
実際には文字を音にしているにすぎないことが、ほとんどなのですねぇ。

こころの温度を声だけで伝える、これは意外に出来ないものです。
というか、語りものは、実はもっともむずかしいジャンルかもしれない。


リーディング公演ってだいたい、稽古時間をかけずに手軽に上演できるもの、
というイメージじゃないかと思うんですが。
芝居の前段階としてあるものというような…私なども以前はそう思っていました。

が、これもしかしたら逆かもしれないなと、このごろは考えるのです。

本来は、造った芝居から身体を削いで声のみで表現するもの、つまり順番が逆、
ぐらいの厚みが、いるものなんじゃないだろうか。
そこを省くから、筋書きだけは分かったけれど…ということになりがちなのかも、
と。

まあそうなると、朗読のほうがよっぽど手間がかかることになっちゃうので、
とてもじゃないけど興行に乗せるのは無理ですわね。
でも、ということは、こういう教室ではそれが出来るわけ、ですよ(笑)

実際そこを目指すかどうかはまだ分からないですが、
今回は、相手役とのこころの距離を掴んでもらうワークをやりました。
そうしたら、ええ、もう笑っちゃうほど、それは見事に全員変化しましたよ。

これは面白かったですね〜。
肉体って、やはり侮れないものです。
形が生み出す功能をあらためて再認識できて、個人的にも新鮮でしたが。

体験したご本人が、ご自分の可能性の扉がパーッと開いたのを、
一番感じられたんじゃないかと思います。

顔がとたんに明るくなるんで、見ていても本当に嬉しかったです。
やっぱり、自分で発見していくことが、芸は肝なんですよね。。


初参加のみなさんからは、これまでとはまた違ったリアルをいただけて、
教室には、わ〜とかああーとかの声がしきりに上がりました。

そうして、9月からのメンバーが繰り出す読みからは、
この教室が積み上げてきた解釈の軌跡を体感していただけたようで、
彼らもちょっと誇らしく見えました。

敬意と親愛と。
ここにあるのはそんな往還です。
もうみんな一度で馴染んでしまいました。

それもこれも、新しく参加してくださったみなさんが、
きちんとテキストを読み込んで、このサイトを読んで(笑)
みっちり予習してきてくださった努力のたまものです。

ご自分で打ち出してこられた横書き台本には書き込みがビッシリで、
なんと有り難いことかと、、こころから、
敬服しました。

そうして…うん、おさらい会、やってよかった。
みんな格段に変化していました。
他の人の読みを聴いて、意欲的に盗んだのがちゃんと出てた。
それを今期のクラスで試したい!って気持ちで、みんなキラキラしてた。

そんな彼らですから、新しい出会いはもはや大好物ってことでしょう(笑)
ここに集まる人たちは、みなさん貪欲です。
欲望が、ネ、世界を回していくのですよ。


今週は、さらに“肉迫”していただきますからね、
うふふふ。
相手の力を借りて、きっとまた新しいご自分に出会えます。

たのしく濃密に、まいりましょう!


そうそう、こういう稽古なら途中参加でも全然大丈夫だと気づきました。
予習は必須ですが。

応募条件には、全6回参加できる方とあげましたが、
少しでも多くの方に役にアプローチするこの方法を知っていただきたいので、
どうぞご遠慮なくお申し込みください。
今からでも間に合います-☆





posted by RYOKO at 00:00| Comment(2) | TrackBack(0) | 『顔』を読む! | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする