2015年09月14日

本読み教室、出航しました♪

kao02.jpg

秋になりました。
というわけで、ついに迎えた本読み教室の初回は、
おかげさまで無事大成功でした。

そう、大成功って言っていいと思うんです。
だって、受講生のみなさんが次も来るって言ってくださったから(笑)

いい時間でした。
それぞれのキラキラしたお顔が頭からはなれません。

みなさんキレイだった〜。。
こころにとても清らかなものをくださって、
どうしても気分が浮き立ってしまう現在です。


テキストは、岸田國士の『顔』という作品です。

ちょっと特殊な構造を持っているので、
たぶんほとんど上演されていないんじゃないかと思いますが、
逆にこういった読解にはうってつけの、
人間の深層心理のひだが幾重にも書かれた大人のホンです。

何より、岸田作品には珍しくロマンにあふれたスケールの大きい物語、
というところが選定の決め手になったのでした。

記事の扉に客船の写真を選んだのもそのせいです。
そうしてなかなかに色っぽいお話でも、あります。

昭和七年の作品ということで、「ゐ」とか「さう」とか「云つて」とか、
見慣れぬ表記がずらりと居並ぶ台詞を、
みなさんには初見で声にしていただきました。

でも、よくしたもので、今回の教室は受講生さんの年代が幅広くなったため、
人生の先輩方がすらりとお読みになる音がガイドになって、
若いみなさんもあまり引っかかりもせずに上手に読みこなしていけました。


台本は、初見では何が書いてあるのかちんぷんかんぷんなのが普通です。

あたしも初めて読んだ際には、なんだこのホンちっとも面白くない、と、
よく思います(笑)

ところがこれが、二度三度四度と読んでいくうちに、突然ハッ!と、
目の前に大きな魅力が立ち現れるのです。

これはもう魔法。
大転換です。
この瞬間を味わっていただきたくて、テキストの情報は伏せていたのですね。

次回までの一週間で、一人、また一人と、
この隠された黄金の扉をみつけるかたが、日々増えていくことでしょう。

がんばって読んでね。
自分で発見したものは、すべての核になっていくから。

それにしてもみなさん、凄い集中力でしたね〜。
みずからやると決めて臨んでいる人には、気を散らす隙間はまるでないのですね。

そうして、誰一人として同じ声のない、そのバリエーションの豊かさたるや。。

みなそれぞれを歩いていて、その人生がここに座っている。
そういう感じでしたね。
うつくしい時間でした。

体験受講のかたが継続をお申し出くださった、あれは本当にうれしかった。。
また、パック制のかたは何回受講してもOKなんですが、とはいえ週一だろふつう、
と思っていたら、

毎回でる、って言って本当に来てる受講生さんもいらして、
さらにその彼女に触発されたみなさんが続々あとに続こうとしていて、
ま、まじっ?!どっしぇ〜(◎o◎)/

うれしい悲鳴です。
ん?こうなるとあんまりクラス分けの意味も、なくなったかも(笑)


正直、みなさんが…いや実際に全員ですヨ、こんなに熱く向かってくださるとは、
けっこう本気で驚いています。
その姿がキレイできれいで、何かに似てるなあとずっと感じてたんですけど、
わかった。
なでしこJAPANだ (笑)

いや冗談抜きで、早くも自慢の受講生さんたちになってます。
なんて有り難いことでしょう…
ほんとにね、誰に感謝したらいいんでしょうね、こまっちゃいますよ。えへ(涙)

こういうふうに、見知らぬ方と応募という形でご縁を結ばせていただくと、
人にはそれぞれバイオリズムとかタイミングがあることがよくわかります。

今もおひとり、もう何日も前から何度も受講を希望してくださっていて、
そのたびお返事をさしあげるのですが、なぜだか連絡のラリーが続かず、
いまだ宙に浮いたままの男性もいらっしゃるのです。

ふしぎだあ、普通に返信しあってるのになぜお互いに届かないんでしょう???
いま募集中の回でしたら、もうどこでもいいので急にいらしてください(笑)

片や…スムーズに受講の手続きを済まされながら、
今回の関東の水害でご実家が被災され、支援の帰省でやむなく第二回からに、
とご連絡をくださった男性もいらっしゃいます。

どうか大切なみなさんがご無事でいられますように、
そうしてお元気にこの教室でお目にかかれますように、心から願っております。


教室は次回から、こまかな解釈に入っていきます。

あなたが感じたこの物語の感動点と、登場人物のパーソナリティを読んできてね、
とお題を出してあるので、どんなものが飛び出してくるか本当に楽しみです。

第二回に体験受講のかたもいらっしゃいますし、
ここからが本格始動という感じですね。

私の持っている何かをひとつでも多くさしあげられたらいいですね。。

さああたしも、明日からもっともっと読まなくちゃ。
励みましょう、みなさん。





















posted by RYOKO at 00:00| Comment(6) | TrackBack(0) | 『顔』を読む! | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
先日はありがとうございました!

 私にはなかなか触れる機会のない本でしたので、このような機会を作っていただきありがとうございます!
 また、色んなクラスに出席することで沢山の人の解釈が聞けて、まだ2回しか出ていませんがとても刺激的な時間を過ごすことができました!

 次回までの課題、確認いたしました!自分なりの色んな発見ができるように沢山読みます!

 また金曜日にお邪魔いたします。宜しくお願いいたします!
Posted by けいか at 2015年09月14日 08:41
けいかさん、コメントありがとうございます。

金曜日?
あ、そうか、あなたは全回制覇をめざしているのだった(笑)

うん、違う考え方や人それぞれの持ち味にじっくり触れられるのは、
こういう教室ならではの良さなのでね、
ぜひいっぱい、イイとこ取りしていただければと願っています。

オリジナリティあふれる解釈がぽんぽん飛び出してきたら、面白いよね〜。
これからどんどんディープになっていくから、あたしもわくわくしてます。

あなたのフレッシュなエネルギーがうれしいです♪
息切れしないように楽しんでネ。
 
Posted by RYOKO at 2015年09月14日 22:23
先日は本当に刺激的で楽しかったです!。
ありがとうございました!。

老婆のモノローグの長い、昭和初期に書かれた戯曲で
面食らいましたけど、家に帰ってすぐ、昭和初期がどんな時代
だったかをまず調べました。

今では考えられない程の格差のある時代でした。
女がギリギリ嫁に行ける年齢が28,9という感じで
70年くらいで、どんだけ変化したのだ!と驚き、
言葉遣いも新鮮で、ほんとうに面白かったです。

自分の中で、解釈が2転3転している感じですが
次回、皆さんの解釈を伺うのが楽しみで楽しみで!!!。


りょーこさんがどのように読むのかをお聞きしたかったのだけど、これから聴けるんですね!。


よろしくお願いします。
Posted by Mumble at 2015年09月15日 03:49
Mumble さん、コメントありがとうございます。
おつかれさまでした。

なぜ岸田の『顔』を選んだのか、今更ながらに考えていたんですけど、
そうです、ひとつにはもう失くしてしまった美しい日本語を声で知れることにあります。

ハウス・キイパアという職業であるから、るいさんの敬語の美しさはさらに、
そして園子夫人の、大人のいい女が意識している言葉づかい、
対軸として存在する「女」のもっとも一般的と思われる話しぶり、
これらに際立った差があったのが、面白かったんですね。

解釈を進めると、岸田先生がなぜここでこまかく句読点を入れ、
次ではほとんどベタ打ちのようにダーーーっと喋らせるリズムを作っているのか、
そのあたりが腑に落ちてくると思います。

つまりは、正しい解釈が出来上がればその句読点の通りに読むことになってしまう。
逆を言えば、違うところで切りたくなっている段階ではまだ咀嚼が足りてないわけです。

ここに、岸田國士の台詞術の真骨頂があるのですね。
これは気づくと本当に面白いですよ、自然とホンの通りに区切りをいれたくなるのが、
まったく魔術のようです。

これを知っていただくために、そうですね、私が読む機会も増えるかもしれませんね。
実は土曜夜クラスではチョコッとだけやったんですけどね、
原石のような受講生さんがお集まりのクラスだったので、まあサンプル程度に。

この伝授の仕方は、お一人おひとりを見て判断すると思います。
お伝えしたいことは山のようにあって、2時間の講座では足りないんじゃないかと、
だんだんそっちのほうが心配になってきてます。(笑)
 
今週からいよいよオモシロくなってきますよ〜、お楽しみに(^o-)-☆
 
Posted by RYOKO at 2015年09月15日 04:38
先日は素敵な時間を有難うございました!
あの日は興奮して中々寝つけませんでした笑

お芝居と向き合うのが初めてなので、最初はとても不安でしたが、今では早く教室に行きたい!という気持ちでいっぱいです!

来週も沢山の人のお話を聞いて色々な事を吸収させてもらいます!
よろしくお願いします!

Posted by あやか at 2015年09月15日 17:58
あやかさん、コメントありがとうございます。

(笑)私もあの晩はなかなか寝付けませんでした。
みなさんがとても真摯に、かつ楽しんで向かってくださったことが嬉しくて、
ああ、いい方たちと出会えたなあと、先が本当にたのしみです。

あやかさん、次は金曜日ですよね。
また違った方々とご一緒ですから、さらに刺激的な時間になりますヨ。

ホンを読み込んでいくことで、これからどんどん新しいご自分を発見されると思います。

普段の生活の中では、自分を変化させることってなかなかむずかしいけれど、
仲間たちと磨きあう芝居の現場ではそれが自然に出来ていくんですね。

人といっしょに創造する演劇の素晴らしさって、そういうところにもあるのです。
ぜひたくさん味わっていってくださいネ。

二ヵ月後のあやかさんがたのしみです。(^ ^)/
 
Posted by RYOKO at 2015年09月15日 22:33
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