2019年09月01日

二期生募集!2019年 源氏物語よみとき講座 ※9/9更新

岡田嘉夫朧月夜.jpg

私たちの新しい時代、令和が始まりましたね。
この美しい元号とともに、どうやら古典再発見の流れがやってきそうな予感がします。

本読み教室では、『源氏物語 よみとき講座』の第二期生を募集します。

源氏物語…古典の授業でやったけど文法地獄で何が何やらさっぱり印象に残ってない。でもほんとはチョット興味ある。平安時代のゴージャスな貴族とか噂に聞くエロチックなレンアイ事情とか?だけどあれを1人で読む気にはとてもならない〜。

という方にうってつけなのが、この講座です。(笑)

源氏物語って不幸な作品で、世界からは“人類史上最古にして最高峰の文学”という地位を得ているのに、当の私たち日本人がその価値を知りませんよね。
自分の生活には関係のない、薄いベール一枚で阻まれているような遠〜い作品、というのが実感じゃないでしょうか。

よくよく考えれば、これっておかしなことです。
千年間連綿と読み継がれてきた理由は「面白いから」なのでしょうに、今を生きる私たちにはその魅力がまったく伝えられていないのです。
もしかしたら、史上もっとも源氏物語が読まれていないのが、現代かもしれません。

じゃあその面白さって何だろう、知らないままじゃもったいなくないだろうか。
あなたも何処かでこんな疑問を感じているから、今このサイトを覗いていらっしゃるんじゃないでしょうか?

源氏物語は、確かに恋愛心理小説です。
が、この物語の本当の凄みは、こよなく美しい式部の言葉に酔わされているうちに、網の目のような伏線が深くひそかに張り巡らされいくので、読み進めるといちいち驚きの発見に出くわすことにあります。

そして、源氏物語は骨太な政治小説でもあるのです。
恋と政治は人が情熱を傾ける二大要素です。
この二つが描かれていることが、古今の男女を惹きつけて千年も滅びずに来た所以なのですね。

しかし何より、平安時代の人々の知的レベル・・・これが、絶句するほど高い。
源氏を読んで一番仰天するのがここです。

千年後の我々がどれほど薄っぺらくなってしまっているか、源氏を掘るとかなりショックを受けますよ。
進歩史観て嘘なんだなと、私は源氏で実感しました。

このように、源氏物語を読むと、これまで疑ったこともなかった自分の物差しがどんどん変容していくのです。

けれど、普通に読んだだけではこの大きさに気づけない。

敗戦後の日本人は千年前の人々と繋がる知識を身につけられなかったので、独りの読書ではとてもそこまで掘りきれないのですね。
でもこれが大勢で読むと、話はだいぶ変わってきます。

この講座では、舞台俳優である講師が疑問を投げかけて、受講生さんみんなで答えを感得して行くスタイルを採っています。

実は源氏物語は、時の帝にお聞かせするために書かれた「大いなる朗読台本」なのです。
ゆえにもともと、大勢で読んでこそ真価が理解できる作りにもなっているわけで…

まったく偶然ですが、この教室は千年前の宮廷サロンと似たようなことをしているわけですね。

解釈の海を泳ぐことは舞台俳優の日常ワーク、得意技です。
掘り当てた発見を、普通の読書では得られない実感の追体験にまで高めることで、物語の真髄を手に入れ、みなさんの中で生き続ける本物にしていく。

企業秘密になるので多くは語れませんが(笑)これがこの教室の持つ、もっともユニークな特性かもしれません。

昨年から始めた講座ですが、20代から50代のさまざまなお立場の一期生さんたちは、なんと一人も欠けずに今年も受講してくださっています。
みんなすっかり源氏の魔力にやられちゃったんですね。

彼らの学びは『源氏物語 女人がたり其の壱』という台本として結晶化し、受講生さんによりこの10月に上演されるという最良の実を結ぶことになりました。

数ヶ月かけて得た解釈をしっかり体に落として稽古が始まったので、皆かなりの長台詞もあっという間に覚えてしまいます。
役の人生をよく理解しているからですね。
何より、台詞回しも身体表現も格段に進化しました。(4年前の教室オープン時から通っていらっしゃる方々も多いのです)

劇団のような縛りはなく出入りも自由だけれど、劇団のようにみっちり手をかけてもらえる場、受講されているフリーの役者さんたちはそんな風にこの教室を利用されています。
こういう場所は、ちょっとめずらしいようです。

まして素材があの大源氏物語です。
この講座には色々なご職業の方がおられるのですが、大人が集まって芸術と向き合う清らかな時間の中で、それぞれのご経験から繰り出される解釈や視点がとても魅力的な刺激に満ちているので、俳優修行がイコール人間形成とも直結するわけで、その面白さから、もっと先を知りたい!とワクワクしてしまうのだそうです。

本当に、みなさん驚くほど仲が好いんですよ。
この和のこころも、源氏のもたらす力だと思います。

源氏物語をひとたび掘り始めると、この国に生まれた誇りを高らかに謳い上げたくなります。

自分がどこから来てどこへ行くのか。
この身に落とし、忘れてはならないことは何なのか。

千年の間大切にされてきた、日本人の魂の在りようを教えてくれる「人生の書」、それが源氏物語なのです。

必ず、これからの生き方を支え、人間を作ってくれる、みなさんの心の輝く核となります。

独りではとても掘り下げきれない源氏物語の「絢爛たる深遠」を、高揚に頬染めた仲間たちと一緒にものにしていく。
他では得られない特別な読書の場として、あるいは芯のある舞台人となるためのご自分の稽古場として、どうぞ自由に使ってください。

螺鈿のように艶めいた千年前の玉手箱が、今、あなたに開かれるのを待っています。
たくさんの感動を、早くさしあげたいです。

令和の風に吹かれながら、いにしへの心に寄り添う美しい秋を、ご一緒にはじめませんか?



■■期間■■
開講日 2019年10月18日(金)
(※公演明けの都合により一週延期させていただきました)
終講日 2020年2月21日(金)
冬休み 12/14〜1/16
全15週(予定)


■■講座会場■■
□四谷三丁目スタジオリブレ
□新宿御苑サニープラザ教室 ほか
(詳細はお申し込み後にご連絡します)


■■クラス■■
週一回3時間の講座です。
毎週金曜日の19時〜22時開講。

欠席・遅刻・早退は自由、事前のご連絡をお願いします。
※無料体験あり(初回のみ)

■講座内容
紫式部が生きた時代や作品の世界的意義を押さえながら、物語と登場人物の心情を理解する上で欠かせない後宮や政りごとのシステム、神話、日本史、和歌、漢籍、装束、和の色彩や伝統文様、絵画、陰陽道、香道、雅楽舞踊に至るまで、私たちの国の根幹をつくった平安王朝の生活文化・生活感情のあらゆる側面を、丹念に読み解いていきます。

また、原文の音読を通して「伝わるセリフ術」の習得も目指します。

普段なじみのない言葉の音読は、的確な感情表現を身につけるには最適の方法です。中でも源氏物語は、古語で書かれた近代文学のような性質を持っているので、どんな感情をどう込めればちゃんと伝わるかということがよく実感できるのです。

レクチャーと共に、ディスカッションと美しい原文・翻訳の音読で、知識も技術も楽しく深めてまいりましょう。
第一帖の「桐壺」から第三帖「空蝉」までを読み解きます。


■■テキスト■■
こちらでご用意します。


■■持ち物■■
筆記具をお持ちください。


■■受講費■■
4週で1コマの計算です。
月謝と週払いの2種類からお選びいただけます。

□月謝 12000円(出席4週分/月跨ぎ可)
□週チケット 4000円(出席4週目は無料)

都度、講座の初めにお支払いいただきます。
尚、ご返金には応じかねますのでご了承ください。

無料体験あり
まずは一度お気軽にお試しください。


■■応募資格■■
どなたでも。


■■アトリエ公演■■
2020年春 リブレプロデュース・アトリエフェスタ
「源氏物語 女人がたり 壱ノ巻〜桐壺・帚木・空蝉」
作・演出 山岸諒子

二期生を中心にしたキャストで、教室母体である劇団離風霊船のプロデュース公演に参加します。
稽古は3月から週二回ほど、講座と同じ要領の受講料を頂戴します。
ノルマは設定しませんがお客様は呼んでいただきます。
出演希望者は12月の講座中までにお申し出ください。

また、それに先駆けて10月に第一期生がこの作品を上演します。
  10月5日(土)6日(日)

昨年の源氏講座での学びや発見を脚本にしてビジュアル化した作品です。
今季講座の予習としてご覧いただけます。


■■お申し込み。お問合せ先■■
送信エラー防止のため、以下2つのアドレスにご連絡ください。

hon.yomi.kyoshitsu@gmail.com
katentaiyu6-honyomikyositsu@yahoo.co.jp
両アドレス共@を半角に変えてください

※お申し込みから数日を過ぎましても返信がない場合は、お手数ですが再度のご連絡をお願いいたします。


■■申し込み内容■■
□件名
「源氏物語二期生申し込み」 or 「源氏物語:体験希望」

□記載内容
01.お名前(フリガナ)
02.性別
03.年齢
04.お使いのモバイル(スマホ/携帯)
05.電話番号(緊急連絡用)
06.申し込み種別(本受講/体験希望)
07.この講座に希望されていること
08.この講座を知ったきっかけ
09.演劇経験の有無(簡単にでけっこうです)

■注意事項

 こちらからの返信はPCメールですので 
 上記2アドレスの受信設定をお願いします

 お申し込み後に折り返し返信をさしあげます
 再度ご返信いただくことで応募が完了します 



■■講師■■
□山岸諒子
YAMAGISHI RYOKO
山岸諒子120134.jpg
劇団離風霊船所属の俳優。創立から現在まで36年在籍。劇団での代表作は『赤い鳥逃げた…』スチュワーデス由美、『ゴジラ』ピグモン。他客演多数。

舞台出演歴2000回以上。シリアスからコメディまでこなす役柄の広さと七色の声を持つリブレきっての演技派。年齢を重ねるほど魅力が増していく不思議な女優として殊に大人の観客層から絶大な支持を受けている。

2002年、演劇個人ユニットRoseGarden立ち上げ。出演と共に脚本を手がける。『かわいい幽霊』『甘い生活』『貴方と嘘と夜と音楽』。
2008年、ジャズシンガーRYOKOとして鎌倉ミルクホールにてステージデビュー。YouTube『THE GIFT』は50.000ヒット突破中。
2015年、リブレ本読み教室開講。多数の受講生を離風霊船公演のヒロイン・出演者として送り出す。
2018年より源氏物語よみとき講座開始、教室での学びを脚本化した『女人がたりシリーズ』を執筆、毎年新作を増やし上演していく予定。

□劇団離風霊船
リブレセン
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1983年創立。大橋泰彦と伊東由美子の二人が主宰。
大橋は『ゴジラ』で第32回岸田國士戯曲賞を受賞、80年代演劇の旗手となる。伊東は小劇場界屈指のスターであり作演出も手がけるマルチ女優。劇団カラーはエンターテインメント色の豊かな社会派。屋台崩しの大仕掛けでも有名。高橋克実を輩出した劇団としても知られる。


おやつの時間があるような温かく伸びやかな教室です(笑)
ご応募、お待ちしております。









posted by RYOKO at 00:00| Comment(0) | 2019秋クラス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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